Field Guide
出艇場所を基準に、シーカヤックフィールドを紹介しています。このページの情報は、経験のあるシーカヤッカーを対象としています。ご利用にあたっては、安全に十分注意し、自己責任でお願いいたします。また、地域の方のご迷惑にならないようご留意ください。
※出艇場所名をクリックすると、詳細情報が表示されます。
※地図をクリックすると、Google Mapが開きます。
宿毛市
大月町
柏島 ←↓クリック
駐車場所1:柏島赤灯台前 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
駐車場所2:柏島ビーチ トイレ(有)シャワー(無 )更衣室(無)
ダイビングで有名なだけあり、柏島の周りの海は透明度が高いです。
駐車場所1は、柏島への橋を渡って道なりに進み、柏島観光情報発信センターを過ぎて、さらに漁港の岸壁沿いの狭い道を突き当りまで進んだところにあり、6-7台程度駐車可能です。駐車場所2は、柏島ビーチと道路を隔てた反対側にあるトイレの側です。柏島ビーチは夏季は海水浴客が多くなり、また防波堤を超える必要があるため、やや出艇に手間がかかります。柏島赤灯台前のほうが出艇はしやすいかと思います。なお、柏島観光情報発信センターにも広い駐車場がありますが、浜まで距離があるため出艇には不適です。
西泊 ←↓クリック
駐車場所:西泊の浜前 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
大月町の西泊という集落の漁港の横にある、隠れ家的な小さな浜が出艇場所です。公益財団法人 黒潮生物研究所を目印にすると良いと思います。黒潮生物研究所に突き当たる直前に浜への入り口があり、その前の道路わきに車が1台停められる小さなスペースがあります。その少し前にも、1台駐車可能なスペースがあります。駐車の際は、近隣の方の邪魔にならないようにご注意ください。また静かな集落なので、騒音等出さないようご配慮をお願いします。
小さいですがきれいな砂浜で、砂浜からすぐのところにサンゴが見られます。また、平日であれば、黒潮生物研究所の見学も可能です。
土佐清水市
下ノ加江海浜←↓クリック
駐車場所:下ノ加江海浜駐車場 トイレ(有)シャワー(有)更衣室(有)
幡多地域の東側の海岸は、サーフィンのスポットとなっているところが多く、割と波が高いのですが、下ノ加江海浜は比較的波が穏やかで、遠浅のため、出艇場所として適しています。他の浜で波が高い(高すぎる)場合に、初心者のサーファーが利用する場所でもあるようです。シーカヤックでのサーフィン練習にも良いかもしれません。
大浜 ←↓クリック
駐車場所1:大浜前 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
駐車場所2:大浜漁港 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
足摺岬を含む半島の西側にある波 の穏やかな小砂利の浜で、足摺岬(灯台方面)にアプローチする際の、出艇地として利用できます。浜への入口の手前が少し広くなっており、車1台なら邪魔にならずに駐車可能です。2台以上の場合は、その先にある漁港内に駐車可能です。以前にここに来た方や地元の方にも聞いてみましたが、漁業関係者以外の利用にも寛容なようです。ただし、実際に利用する際には、地元の方に声をかけたほうが良いかと思います。
以布利港 ←↓クリック
駐車場所:以布利港旧スロープ前 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
以布利港の、海に向かって右側の岸壁に沿って道があり(岩壁そのものではありませんのでご注意)、それを突き当りまで進むと、そこから漁港の古いスロープの前に降りられるようになっています。ここに数台駐車可能です。漁師の方に聞いたところ、このスロープは使っていないので、駐車しても大丈夫だとのこと。地元の方がいた場合は、挨拶を忘れずに(^^) こ のスロープ前と防波堤を挟んで反対側に小さな浜があり、そこから出艇可能です。浜に降りるには階段もありますが、足場が悪いので、小さな橋を渡って砂地のところから降りるほうが楽かと思います。東回りのルートで、足摺岬灯台を目指す際の出艇場所として使えます。なお、この橋は、かなりマニアックですが、金剛福寺へ向かう遍路道への入口になっています。
松崎海岸 (落窪海岸)←↓クリック
駐車場所:落窪海岸の化石漣痕の看板前 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
国道321号の竜串と土佐清水市の市街地の中間辺りに、「落窪海岸の化石漣痕」というのがあり、小さな看板があります。その前に車を2台程度停められるスペースがあります。そこから海岸に向かってスロープがあり、カヤックを降ろすことができます。また、軽自動車ならスロープを下まで降りることも可能ですが、切り返しが難しいので、バックで入るのをおすすめします。
化石漣痕とは、波や水流の影響で水中の堆積物の表面につくられた凹凸が、そのまま地層面に残されたものとのことです。この化石漣痕が小さな入江を作っているため、波の影響を受けず、出着艇が容易です。
この海域は、両側を小さな岬で囲まれており、比較的穏やかな場所です。水質も良く、近場だけでも十分楽しめます。ただし、台風などで、南からの大きなうねりが入ると、海岸近くの「水島」というところは、日本有数のビッグウェーブが立つそうです。
また、ここから千尋岬を回り込んで、竜串方面に行ったり、足摺岬の玄関口である、臼碆埼に行ったりするのも良いかと思います。
四万十市
下田港海岸←↓クリック
駐車場所:下田港海岸 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
※Google Mapで見ると、トイレがあるように見えますが、これはシャワーで、かつ、鍵がかかっているため利用できません。
下田港海岸の中央部辺りに正式な駐車場がありますが、その駐車場ではなく、陸側から見て海岸の左端にある空き地に駐車するのが、艇を浜まで運ぶ上で便利です。また、この位置だと、テトラの防波堤の裏から出艇できますので、ある程度波があっても大丈夫です。下田港海岸はゴロタ石の浜で、また波打ち際が削られて急傾斜になっているため、あまり出艇しやすいとは言えませんが、四万十川の河口へのアプローチとして利用できます。
四万十市及び黒潮町の海岸は、太平洋からのうねりが直接入り、サーフスポットとなっている場所が多いです。風があまりなくても、波高が高い場合がありますのでご注意ください。
黒潮町
塩屋の浜←↓クリック
駐車場所:塩屋公園 駐車場①(トイレ等の施設側) 駐車場②(東屋側) トイレ(有)シャワー(有)更衣室(有)
幡多地域の最も東に位置する黒潮町にあるビーチです。防波壁があるため、階段を下りて艇を運ぶ必要があり ます。駐車場②に車を停めて、海に向かって左に歩き、海岸の一番左寄りにある階段を使うのが一番楽だと思います。または、艇の積み下ろしの際だけ、その階段のそばに車を停めても良いと思います。
幡多地域の東岸はサーフスポットになっているところが多いですが、塩屋の浜は比較的波が穏やかで、出艇適地です。また、塩屋の浜から北上した辺りは、冬の北西風の風裏になります。
愛南町
西海観光船 船着き場←↓クリック
駐車場所:西海観光船 駐車場 トイレ(有)シャワー(無)更衣室(無)
西海観光船(https://nishiumi.info/)まで事前に連絡し、許可を得ることで、無償でスロープを使用させていただけます。ただし、繁忙期は利用できない場合があります。この辺は、陸からアクセスできる浜が少ないので、貴重な出艇場所です。
駐車場所:室手海岸トイレ前 トイレ(有)シャワー(冷水有・夏場のみ)更衣室(無)
ゴロタ石の浜ですが、一部に大きな石が敷き詰めてあるため、比較的出艇しやすいと思います。
室手海岸が面する海域は、足摺宇和海国立公園の一部である宇和海に属しています。この海域は、南北に高茂岬(鹿島等含む)と由良半島が存在するため、うねりや豊後水道の潮流の影響を比較的受けにくいようです。ただし、沖に出る(西方向)にしたがって風の影響は強くなり、風波が立ちやすくなります。また、潮流の影響も強くなります。
三ツ畑田島、鹿島、塩子島、由良半島などにアプローチする際の出艇場所として利用できるかと思います。
駐車場所:須ノ川公園キャンプ場 トイレ(有)シャワー(無)更衣室(無)
※すぐ近くに、「ゆらり内海」という入浴・食事のできる施設があります。
須ノ川公園キャンプ場には広い駐車場があり、停められないことはまずないと思います。駐車場から、道路沿いの歩道を通って200mぐらいのところにスロープがあり、小さな浜に降りられます。カヤック運搬用のカートがあると楽です。キャンプ場の先もすぐ海になっていますが、防波堤があり、海岸もゴロタ石の急傾斜のため、出艇には不適です。キャンプ場でやっている体験カヤックも、同じスロープを使っているようです。
由良半島にアプローチする際の出艇場所として利用可能です。また、出艇場所から6kmぐらいのところに、由良半島を分断する船越運河があり、、由良半島の北側に抜けられます。ただし、急流が発生するので、上げ潮か潮どまりのタイミングを見計らう必要があります。
駐車場所:大浜集会所前 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
宿毛市から県道7号に沿って西に伸びる岬の先端近くにある浜です。県道7号の途中から、車一台が通れる細い道を1kmぐらい下ったところにあり、大浜集会所の前に、浜に面して駐車可能なスペースがあります。ややアクセスしづらいのが難点ですが、当木島や高茂岬にアプローチする際に利用できます。また大浜近くの海域も透明度が高く、海岸が入り組んでいるので、近場を漕ぐだけでも楽しめると思います。
駐車場所:柿ノ浦 旧漁港岩壁 トイレ(無)シャワー(無)更衣室(無)
愛南町大浜と直線距離で1.5kmぐらいしか離れていない場所にあります。元は漁船数隻の小さな漁港だったようですが、現在は漁港としては使われていないようです。岩壁に10台ぐらい駐車できるスペースがあり、釣り人が良く訪れています。県道7号から旧漁港までの道は狭いのですが、愛南町大浜よりはアクセスしやすいと思います。岩壁のそばに小さな浜があり、駐車スペースから近いので、出艇も容易です。愛南町大浜と同様に、当木島や高茂岬にアプローチする際に利用できます。高茂岬までは約500mほど、こちらのほうが近いです。また大浜よりも内海側なので、穏やかな日であれば、初心者でも、天嶬の鼻(てんぎのはな)や島原を周遊して楽しめるかと思います。